日本橋生活 盆踊りなど日々の記録

盆踊り、旅行あとは読書

2020-01-01から1年間の記事一覧

読書 : 屍人荘の殺人 今村昌弘

数年前のミステリ大賞らしい。読んでびっくり、あっと驚くまさかの展開‼️。ミステリ&ホラーというまさかの新ジャンル。ミステリで使われて全てのトリックは既に出尽くしており、あとは組み合わせでしか新しい物を生み出せないらしい。まさにその通り。最後に…

読書 : 赤猫異聞 浅田次郎

時はまさに御一新。泰平の世から世襲で伝馬牢屋敷に使えた不浄武士の話。壬生義士伝が好きな人ははまる伝聞方式で話がすすみ、徐々に真相に迫る。三者三様の語口、そしてそれぞれの意趣返し。赤猫とは、江戸の華、火事に囚人を一時的に解き放つ事。慶応から…

読書 : 菊葉荘の幽霊達 角田光代

初めから最後まで良く分からない小説。[ヤス子]と[蓼科]は、憎めないが自分の都合しか考えられない変な奴ら。2人して買い物に行きたがり、主人公の反感を買う。[ヤス子]が、馬のブラウスを買ったのかは分からない。。。結局、[吉元]も深堀されずに、なんだっ…

読書 : Killing Commendatore Haruki Murakami

Affirmative my friends700ページ超の大作。英語版で読破。半端ない達成感あり。今年は、これやりとげたので満足。内容は、コーヒー☕️を飲み、サンドウィッチを食べ、レコードを聞き、ウィスキーを飲み、ジャガーが坂を登る表現が多い。これがなければ、本の…

読書 : それもまたちいさな光 角田光代

人生これでいいのだ一言で言えば非常に地味な小説。ラジオを中心に、極々日常を生きています。しかしながら、人生これでいいのだ。角田光代得意の、ドロドロ展開もなく、人を不快にさせる自己中な心理描写もなく、ごく日常にありそうな、幼馴染の恋愛話でし…

読書 : 「英語脳」のつくり方 (中公新書ラクレ) 和田秀樹

著者である和田氏が定義する英語脳とは、英語での読みと理解をしっかりと行い、英語で知識を吸収して、中身ある人間になること。そのためには、受験英語は重要で、文法と語彙力を身に付けることが必要。しかしながら、大学の授業では、英語の使い方を教えな…

中央区盆踊りで好きな曲 打線 2020

Welcome to December中央区のまるごとミュージアム以来、冬☃️なのに気持ちが盆踊りに。気が付けば2020年も、あと僅か。2021年への期待も込めて、好きな盆踊り曲を、打順でまとめました。去年とはスタメン、打順を入れ替えしてます。https://techan-kun.haten…

読書 : 平凡 角田光代

角田先生の短編集。どの話も面白い。短編なので大きな事件が起こるわけではなく、日常のちょっとした事件で、もしかしたら、、、を描いた作品。好きなのは、最後の[どこかべつのところで]。庭子(名前がもうアラフォー世代、親しみが湧く)が、猫のピョン吉を…

読書 : 鬼滅の刃 吾峠呼世晴

👺全集中 尻の呼吸 爆尻(ばっけつ)🗯(すみません、冗談です! 百万回死んで償えー)最終巻、コロナ禍の自粛期間に暇潰しにと子供に買い与えた[鬼滅の刃]、いつの間にか大人も夢中になり、気がつけば無事に大団円を迎えました。2020年はずっと楽しみに発売日に新刊…

読書 : 夕映え天使 浅田次郎

表紙はどこか昭和臭のする夕暮。ノスタルジーに浸りたく読みました。[琥珀]が一番。次は、[切符]ですな。[琥珀]は、定年前のダメ刑事がたまたま降りた寂れた港町の喫茶店で犯人を見つけるもの。多くは語られないが、長く生きるのは大変ですね。[切符]は、戦…

2020年 盆踊りまとめ(東京都中央区 + オンライン)

今年も師走に入りそろそろ終わり。。。コロナ禍で、まったく季節感のない一年でした。2020年に参加した盆踊りを振り返ります。🎖盆踊り練習会 @京橋プラザ2020/1/18https://techan-kun.hatenablog.com/entry/2020/01/25/1723572020/2/15https://techan-kun.hat…

読書 : 対岸の彼女 角田光代

食エッセイが秀逸な角田師匠の直木賞受賞作。[対岸の火事]をなぞって[対岸の彼女]でしょうか。世の中との距離をうまくとれない繊細すぎる中年女性と女子高生の暗い暗い内面を描いた話。元はこういう路線の作家さんだったのですね。ここに自分に大切な物はな…

読書 : 三面記事小説 角田光代

怖すぎ実際に起きた事件の新聞記事を読み、フィクションで背景を小説化。どの話も、ドロドロしていますが、自分は[永遠の花園]がヒット。だれも死なず事件としては地味ですが、後を引く不気味さ。ビョーキちゃんの地味ながらも存在感。本当にタマちゃんたま…

隅田川でハゼ釣り 2020/11/23

勤労感謝の日。少し寒くなりハゼ釣りのシーズンには遅いかもと思いましたが、隅田川テラスの釣り人達のバケツを除くと、立派に育ったハゼ達が。ということで、早速、釣り竿を持って隅田川テラスに参戦。仕掛けは、天秤に錘を付けただけの簡単なもので。餌だ…

映画 銀座カンカン娘

銀座カンカン娘 [DVD] 気になったので、ituneでレンタル視聴しました。春ちゃんと秋ちゃん、太ったおじさんまでそれぞれがお馴染みの銀座カンカン娘を歌ってくれます。普段、盆踊りで聞く歌詞以外で、「カンカン帽子を斜めに被り〜」みたいな、いくつか知ら…

読書 : 今日もごちそうさまでした 角田光代

すばらしい。本当にごちそうさまでした。こういうのが読みたかった、至福のエッセイ。春夏秋冬に分けて、あらゆる食材と料理をまとめてます。牡蠣、鱧、ふぐ、今日は何食べよう。今日もごちそうさまでした (新潮文庫)作者:角田 光代発売日: 2014/07/28メディ…

中央区まるごとミュージアム2020 浜町音頭盆踊り大会 2020年11月8日

GO TO 盆踊りしてきました。今年、初めて会場での盆踊りに参加です。2020年最初で最後だろうな。場所は、銀座の築地川公園でした。浜町公園の清正公前でやれば良いのにと思いつつ、昼間は子供達の遊び場を盆踊りで占領はできないか。。。築地川公園は、狭か…

読書 : 福袋 角田光代

箱の中身は何でしょう?的な、短編小説。どれも、非日常的な事件あり、派手さはないがおもしろい。中でも、[母の遺言]が一番印象に残りました。兄弟を心配して遺産があるのかどうか。台所の下には、驚くものが。。。全体的に、田舎の懐かしい雰囲気ある話し…

読書 : 坂の途中の家 角田光代

食いしん坊エッセイ[まひるの散歩]がおもしろかったので、チャレンジ。こちらは、裁判員制度に参加した主人公が、段々と自分と境遇が似ている被告に自分を置き換えてしまい、混乱していく狂気の小説でした。被告と自分の区別ができないように、主人公は主客…

読書 : まひるの散歩 角田光代

自分は料理が大好き。コロナ禍においてWork From Homeの一番の楽しみは料理。自分で好きなものを、お昼の仕事の休憩、夕方暗くなってきた頃に、準備をするその至福のひと時。イオン様、日山様、マルサン様、八百屋のおっちゃん、いつもありがとう。[まひるの…

読書 : 楚漢名臣列伝 宮城谷 昌光

約2200年前の楚漢戦争時代の名臣十人を魅力的に語る本。劉邦と項羽の圧倒的なキャラクターとは別に、その脇を飾る名臣達。まさか2000年経って海の向こうで物語になるとは想像していなかったのでしょうね。日本の武家社会では、四書五経の学び永年影響されて…

読書: 浮世の画家と遠い山なみと光 カズオイシグロ

イギリス人が書いた日本男子が皆共感できる作品。画家は、頑固で過去の栄光にすがり、まさに日本男子。また、遠い山なみの光も、日本人には分かる。小津安二郎の古き良き下町深川の日本的な小説でした。舞台は長崎を想定でしょうが。。。ナショナリズムって…

読書 : 変身 東野圭吾

ここ一年ほど、ミステリのどんでん返しを期待して東野さんの小説読み続けてます。こちらは、カフカならず、東野圭吾の変身。見た目が虫に変わるのではなく、脳移植により中身、つまりは性格から趣味、嗜好が変わります。ミステリ作品てはないですが、このよ…

読書 : ホモ・デウス ユヴァル・ノア・ハラリ

歴史を学ぶとはこういうことか、と気がつく本。シェイクスピアの時代のオックスフォードは学位を与えるかどうかだけで、間違っても70点や80点といった紙の上での点数評価は行われない。日本て教わる歴史は暗記をして、どれだけの知識を持ち合わせているかを…

読書 : マチネの終わりに 平野啓一郎

四十歳、道半ばで才能ある2人が正道から外れていく物語。。。主人公の脇役としてでてきた三谷さんが、一番人間性があり、マリアの姉マルタのような存在。一番共感できる。ヒロインである[洋子]ではなく、この人間臭い三谷さんがキャラとしては良い。自分に正…

読書 : 落日燃ゆ 城山三郎

令和から遠い昔となった昭和の時代、絞首刑となった広田弘毅。外務省としてのキャリアについても読んでいておもしろいが、東京裁判での黙秘と、妻の殉死に心迫るものがあります。永遠と語り継ぐべき一冊でした。落日燃ゆ作者:城山三郎発売日: 2013/04/01メデ…

読書 : カエルの楽園2020 百田尚毅

2020年5月にオンライン公開されたものを編集して出版らしいです。たしかにずっとチェリー広場の話しをしていましたね。残念ながら某婦人らしきカエルはでてきませんが。フィクションながら、つい最近の出来事に似ているので考えさせられます。2021年はどうな…

2020.9.5 うちで”一緒に”踊ろう郡上おどり

郡上踊りの、Zoomに参加しました。初めはyoutubeのLive streaming serviceで流れていたのをぼんやりと見ていたのですが、だんだんと、やりたくなり申し込みました。時間は、約1時間程度。お家で楽しく踊らせていただきました。マンションなので、下駄を踏み…

読書 : このサンドイッチマヨネーズ忘れてる/ハプワーズ16, 1924年

ふとしたことから、読みたくなりました。残念ながら、ダイエット本ではなく、アメリカ小説。サリンジャーの、[ザ•キャッチー•イン•ザ•ライ]のもとになった短編小説と、[フラニーとズーイ]の続きにあたるハプワーズという作品からなる短編集。ハプワーズは、…

読書 : 影法師 百田尚樹

天才彦四郎と、下士出身の勘一の友情の話。ですが、実は、最後にこっそり袋綴じでついている終章が全て。袋綴じは、図書館の本ですがやぶられてました。少年時代から話が続くのでついつい感情移入してしまう。主人公は、身分の低い武士が、才能と努力でのし…