2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧
食エッセイが秀逸な角田師匠の直木賞受賞作。[対岸の火事]をなぞって[対岸の彼女]でしょうか。世の中との距離をうまくとれない繊細すぎる中年女性と女子高生の暗い暗い内面を描いた話。元はこういう路線の作家さんだったのですね。ここに自分に大切な物はな…
怖すぎ実際に起きた事件の新聞記事を読み、フィクションで背景を小説化。どの話も、ドロドロしていますが、自分は[永遠の花園]がヒット。だれも死なず事件としては地味ですが、後を引く不気味さ。ビョーキちゃんの地味ながらも存在感。本当にタマちゃんたま…
勤労感謝の日。少し寒くなりハゼ釣りのシーズンには遅いかもと思いましたが、隅田川テラスの釣り人達のバケツを除くと、立派に育ったハゼ達が。ということで、早速、釣り竿を持って隅田川テラスに参戦。仕掛けは、天秤に錘を付けただけの簡単なもので。餌だ…
銀座カンカン娘 [DVD] 気になったので、ituneでレンタル視聴しました。春ちゃんと秋ちゃん、太ったおじさんまでそれぞれがお馴染みの銀座カンカン娘を歌ってくれます。普段、盆踊りで聞く歌詞以外で、「カンカン帽子を斜めに被り〜」みたいな、いくつか知ら…
すばらしい。本当にごちそうさまでした。こういうのが読みたかった、至福のエッセイ。春夏秋冬に分けて、あらゆる食材と料理をまとめてます。牡蠣、鱧、ふぐ、今日は何食べよう。今日もごちそうさまでした (新潮文庫)作者:角田 光代発売日: 2014/07/28メディ…
GO TO 盆踊りしてきました。今年、初めて会場での盆踊りに参加です。2020年最初で最後だろうな。場所は、銀座の築地川公園でした。浜町公園の清正公前でやれば良いのにと思いつつ、昼間は子供達の遊び場を盆踊りで占領はできないか。。。築地川公園は、狭か…
箱の中身は何でしょう?的な、短編小説。どれも、非日常的な事件あり、派手さはないがおもしろい。中でも、[母の遺言]が一番印象に残りました。兄弟を心配して遺産があるのかどうか。台所の下には、驚くものが。。。全体的に、田舎の懐かしい雰囲気ある話し…
食いしん坊エッセイ[まひるの散歩]がおもしろかったので、チャレンジ。こちらは、裁判員制度に参加した主人公が、段々と自分と境遇が似ている被告に自分を置き換えてしまい、混乱していく狂気の小説でした。被告と自分の区別ができないように、主人公は主客…