日本橋生活 盆踊りなど日々の記録

盆踊り、旅行あとは読書

2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

読書 : 妖怪少年の日々 荒俣宏

中学、高校と昼食代を節約するために図書館に引きこもっていた荒俣少年。知らなかったが平井呈一氏を師匠と仰ぎ、この師匠は実は[うさぎや]の主人の双子の弟。なんでも昔は双子が忌み嫌われたらしく、日本橋浜町の炭屋に養子に入ったらしい。この本、かなり…

読書 : 闇は知っている 池波正太郎

今年は桜が早くも満開。3/28の雨で散ってしまったのか心配☔️週末のお楽しみに時代劇。出自不明の主人公が、殺し屋になる話。テンポ良く話が進み、雇主である香具師の元締まで殺害。失うものが何もないやつは強い。だが、育て親の和尚には手が出ない。闇は知…

読書 :この本が、世界に存在することに 角田光代

角田光代の[本]に関係する短編集。[ミツザワ書店]が一番おもしろい。次は[さがしもの]。どちらも、おばあちゃんがでてくる。[ミツザワ書店]は、本ばかり読んでいるおばあちゃんが営んでいる本屋さんに、作家になった主人公が中学生の頃の万引きを謝りにくる…

読書 : Men without women Haruki Murakimi

短編集。[Yesterday]と[Kino]が良かった。著者は[ノルウェイの森]が有名だが、今回の[イエスタデイ]も傑作。Yesterday is two days before tomorrow, The day after two days ago. (昨日は明日の2日前、2日前の次の日)Kita-kunが、ふざけているのか、本気な…

読書 : ハグとナガラ 原田マハ

ハグとナガラの介護世代の旅行の話。いや、旅行ではなく友情の話。ハグは、1人旅に出て、タクシー運転手に[お一人ですかと聞かれ]、[どういう意味ですか?]と返す嫌なヤツ。この時点で、本を閉じようと思うが、ハグは結婚を諦め、仕事も退職し、親の体調も悪…

読書 : 塩狩峠 三浦綾子

浜町公園にて、最近は自粛が多く季節感ないですが春が近い。—————-旭川のすぐ近くにある、天塩と石狩の境実在の峠と実在の事故を題材にした小説。明治時代、主人公信夫が、子供の頃から話が始まり、生き様を決定付ける様々なエピソードを経て、事故までの20…

読書 : 千利休とその妻たち 三浦綾子

妻たち。前妻である[お稲]と、後妻である[おりき]の2人が妻たち。それぞれの嫡子が、2人とものしょうあん(紹安と小庵)。その後の歴史は、後妻の子供であった[小庵]が、三千家を成して今に茶道に繋がる。それにしても、[お稲]の扱いが悪い。三好長慶の妹で、…