日本橋生活 盆踊りなど日々の記録

盆踊り、旅行あとは読書

2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧

読書 : まひるの散歩 角田光代

自分は料理が大好き。コロナ禍においてWork From Homeの一番の楽しみは料理。自分で好きなものを、お昼の仕事の休憩、夕方暗くなってきた頃に、準備をするその至福のひと時。イオン様、日山様、マルサン様、八百屋のおっちゃん、いつもありがとう。[まひるの…

読書 : 楚漢名臣列伝 宮城谷 昌光

約2200年前の楚漢戦争時代の名臣十人を魅力的に語る本。劉邦と項羽の圧倒的なキャラクターとは別に、その脇を飾る名臣達。まさか2000年経って海の向こうで物語になるとは想像していなかったのでしょうね。日本の武家社会では、四書五経の学び永年影響されて…

読書: 浮世の画家と遠い山なみと光 カズオイシグロ

イギリス人が書いた日本男子が皆共感できる作品。画家は、頑固で過去の栄光にすがり、まさに日本男子。また、遠い山なみの光も、日本人には分かる。小津安二郎の古き良き下町深川の日本的な小説でした。舞台は長崎を想定でしょうが。。。ナショナリズムって…

読書 : 変身 東野圭吾

ここ一年ほど、ミステリのどんでん返しを期待して東野さんの小説読み続けてます。こちらは、カフカならず、東野圭吾の変身。見た目が虫に変わるのではなく、脳移植により中身、つまりは性格から趣味、嗜好が変わります。ミステリ作品てはないですが、このよ…

読書 : ホモ・デウス ユヴァル・ノア・ハラリ

歴史を学ぶとはこういうことか、と気がつく本。シェイクスピアの時代のオックスフォードは学位を与えるかどうかだけで、間違っても70点や80点といった紙の上での点数評価は行われない。日本て教わる歴史は暗記をして、どれだけの知識を持ち合わせているかを…

読書 : マチネの終わりに 平野啓一郎

四十歳、道半ばで才能ある2人が正道から外れていく物語。。。主人公の脇役としてでてきた三谷さんが、一番人間性があり、マリアの姉マルタのような存在。一番共感できる。ヒロインである[洋子]ではなく、この人間臭い三谷さんがキャラとしては良い。自分に正…

読書 : 落日燃ゆ 城山三郎

令和から遠い昔となった昭和の時代、絞首刑となった広田弘毅。外務省としてのキャリアについても読んでいておもしろいが、東京裁判での黙秘と、妻の殉死に心迫るものがあります。永遠と語り継ぐべき一冊でした。落日燃ゆ作者:城山三郎発売日: 2013/04/01メデ…