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読書 : マチネの終わりに 平野啓一郎

四十歳、道半ばで才能ある2人が正道から外れていく物語。。。

主人公の脇役としてでてきた三谷さんが、一番人間性があり、マリアの姉マルタのような存在。一番共感できる。ヒロインである[洋子]ではなく、この人間臭い三谷さんがキャラとしては良い。

自分に正直に生きており、嘘も正当化できる。そういう人間味あるお方。お高く止まる洋子はきらい。


久しぶりに小説を一気読みしました。僅か5年の物語ですが、パリ、東京、イラク、ニューヨークと世界を舞台に、2人が出会ってしまう、そういう話のスケールが大きいのが良い。


マチネの終わりに (文春文庫)

マチネの終わりに (文春文庫)