2021-05-29 読書 : 橋ものがたり 藤沢周平 涙腺崩壊のお江戸の橋にまつわる市井の物語。両国橋に永代橋、萬年橋まで、出会いと別れを扱った名作。隅田川(小名木川含む)、浅草から門前仲町までが、庶民の暮らしに密接した橋があったのでしょう。連作短編だが、[約束]が1番好き。橋の上で将来会いましょう。お蝶は約束の日に来てくれるのか。。。次は、[吹く風は秋]の清々しさも良い。たそがれ清兵衛などの武家ものも好きだけど、市井もよいね。橋ものがたり (新潮文庫)作者:藤沢 周平新潮社Amazon