読書 : Flowers for Algernon by Daniel Keyes
英語版で読破。久しぶりに英語読んだわ。
- 作者:Keyes, Daniel
- 発売日: 2005/05/01
- メディア: ペーパーバック
外国人の名前が覚えられず、Normaが妹で、Nemurが教授で結構混乱。AliceとMiss Kinnianも同一人物なのを読み返して理解。知能が上がっている時はAliceなのに、知能が下がった後はAliceのことも分からないほど知能が後退したということですね。
全体的に過去の出来事を思い出しながら、物語が進み、自分が理解できていなかった事実を知ります。子供の時に夜中に追い出されるのですが、それでも父親と母親に会いに行き、母親には思わずMaと呼びかけてしまいます。
手術を行なった学者よりも知能が上がりヒンズー語に日本語の論文も読まないで専門家のフリをしていると憤っていた人が、やはり母親には特別な感情があったのですね。
母親は、人から見える所で、一生懸命拭き掃除をしたりと、周りからどう思われるかが人生の価値観の人。Three blind miceや、プラトンの洞窟の男の話がでてきます。目で見た事実だけが真実なのか、頭の中で感じたことが真実なのか。
全体的に暗い話でしたが、とても心に残る一冊でした。