2020-08-03 読書 : 氷点 三浦綾子 氷点。暑い夏に読みました。夏江の個性が素晴らしい。[原罪]がテーマの小説で、誰しもが罪を重ねながら生きており、葛藤をかかえ苦しむが、1人本能のまま狭い世界の中で、厚顔無恥に生きている。主人公は、氷点とは対極の名前をもつ陽子。生まれながらに[原罪]を抱えており、自分勝手な大人達に振り回される。産まれた時なら背負われる[原罪]。それは本人が償う罪であるのか。テーマは重い。この小説には続編もあるので、続編も楽しみ。氷点(上) (角川文庫)作者:三浦 綾子発売日: 2012/10/16メディア: Kindle版氷点(下) (角川文庫)作者:三浦 綾子発売日: 2012/06/22メディア: 文庫