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読書 : 氷点 三浦綾子

氷点。


暑い夏に読みました。

夏江の個性が素晴らしい。[原罪]がテーマの小説で、誰しもが罪を重ねながら生きており、葛藤をかかえ苦しむが、1人本能のまま狭い世界の中で、厚顔無恥に生きている。

主人公は、氷点とは対極の名前をもつ陽子。生まれながらに[原罪]を抱えており、自分勝手な大人達に振り回される。

産まれた時なら背負われる[原罪]。それは本人が償う罪であるのか。テーマは重い。


この小説には続編もあるので、続編も楽しみ。


氷点(上) (角川文庫)

氷点(上) (角川文庫)